沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

苦手な人との向き合い方

社会人になって誰もが一度は、「この人、正直ちょっと苦手だな…」、と思う瞬間がある。
学生時代であれば、合わない人とは距離を置くこともできた。
けれど、仕事の世界ではそうはいかない。毎日顔を合わせ、同じ目標に向かって働かなければならない。
今回は、20〜30代の皆さんに向けて、「苦手な人との向き合い方」について考えてみたい。

1.学生と社会人の決定的な違い

私は人事をしていたころから、学生と社会人の大きな違いは「好きじゃない人とも付き合っていく必要があること」だとよく伝えてきた。
学生時代は、友人関係もある程度自分で選ぶことができた。
合わなければ距離を置けばいいし、環境を変えることもできる。

しかし、社会に出るとそうはいかない。
上司も、部下も、取引先も、自分では選べない。
ゲームのように「このメンバーは外して、入れ替える」というボタンは存在しない。

つまり社会人とは、多様な価値観の人と協働するプロフェッショナルとも言える。
ここを受け入れられるかどうかで、仕事のストレスは大きく変わる。

2.仕事は一人ではできない

もう一つ、大事な前提がある。
それは、仕事はチームで成り立っており、一人では完結しないという事実だ。

…と、偉そうに書いているが、実は過去に失敗している。
私にも、かつて「できれば会話したくないな…」と思う上司がいた。
正直に言うと、

「話しかけられそうになるとわざと席を外す」
「なるべく関わらないように仕事を進める」

という小学生みたいな回避行動をしていた時期もある。

ところが、今度は逆に、私に全然なついてくれない部下が現れた。
話しかけても、「はい…」「大丈夫です…」。

「あれ、これ…昔の自分じゃないか?」
と、鏡を見せられたような気分になった。
そのとき初めて、「チームとしてかなり良くない状態」だと気付いた。

そこで私は、部下に対して自分から相談したり、話しかけたりした。
すると少しずつ空気がやわらいでいき、チームの雰囲気も良くなった。
結局、一番変わるべきだったのは相手ではなく、自分の姿勢だったのである。

3.「何が正しいか」より「どうしたら前に進むか」

では、実際に苦手な上司や部下がいたらどうすればいいのか。
ここで私がいつも自分に問いかけている言葉がある。
それは、「何が正しいか」ではなく「どうしたら前に進むか」 で考える、ということだ。

・この人は何を大事にしているのか
・なぜその言い方をするのか
・自分はどう関わればスムーズになるのか

こうして一歩引いて考えてみると、相手の行動にも理由が見えてくる。
人間関係は、勝ち負けではないし、仲良くなれとは言わない。
チームとして仕事が前に進むことが大事なのである。

ただし、残念ながら本当に意地悪をしてくる人はゼロではない。
もしあまりにも理不尽なことを言われたり、ハラスメントを受けた場合は、
我慢せずに上司または人事(人事がない場合は総務)に相談しよう。

まとめ

社会人になると、苦手な人と出会うのは避けられない。
ただ、会社はビジョンや目標を達成するために、皆さんを採用している。
それは「同じ船に乗った仲間である」ということを意識して欲しい。

人との関わり方は、一生続いていく。
仕事が一人でできないのと同じで、人は一人では生きていけないからだ。
もし今、苦手な上司や部下に悩んでいるなら、それはあなたが「社会人として一段成長するチャンス」なのかもしれない。

人間関係を乗り越えた先に、仕事の面白さと、あなた自身の成長が待っている。
焦らず、一歩ずつ。
今日も目の前の人との対話を大切にしていこう。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

(https://cavitte.co.jp/)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑さんの他のコラム

NEW!

学生から社会人になる中での情熱の変化

学生から社会人になることを、不安に思う人は多い。

「ちゃんとやっていけるだろうか」「社会は厳しいと聞くし……」――そんな声を、これまで何度も耳にしてきた。

その不安の正体は、たいてい一つに行き着く。「責任」である。

ただ、ここで一つ伝えておきたいことがある。社会人になるというのは、不安なことばかりではない。むしろ、そこには学生時代にはなかった面白さが待っている。

今回は、学生から社会人になるなかで、気持ちや情熱がどう変化していくのかについて、お話ししたい。

1.責任を背負う。でも、その分やれることが増える

社会人になって、学生時代と一番変わること。それは、やはり「責任が伴う」ということだ。
学生のうちは、良くも悪くも、周りに守られていた。失敗しても、誰かがフォローしてくれたし、大きな結果を求められることも少なかった。
しかし、社会人はそうはいかない。自分の仕事には、自分で責任を持つ。お金をいただいて働く以上、当然のことである。
ここだけを見ると、確かに不安に感じるかもしれない。
だが、逆に言えばどうだろう。
責任を持てるということは、「やれることが増える」ということでもあるのだ。
自分の裁量で動かせる仕事が増え、任される範囲も広がっていく。これは仕事だけの話ではない。自分で稼いだお金で、行きたい場所へ行き、やりたいことに挑戦できる。プライベートの自由も、ぐんと広がる。
責任と自由は、いつもセットなのだ。

2.チームで働くなかで、気持ちは少しずつ変わっていく

会社という組織に入ると、もう一つ、大きな経験が待っている。
それは、「チームで目標を達成する」という経験だ。
一人では到底できないことを、みんなで力を合わせて成し遂げる。その楽しさもあれば、思うようにいかない難しさもある。意見がぶつかることもあるだろう。
そうやってもがいているうちに、ふと、できる先輩の姿が目に入るようになる。
難しい仕事を、涼しい顔でこなしていく先輩。周りから頼られ、認められている先輩。
そういう人を間近で見ているうちに、心の中に、小さな火が灯り始める。
「自分も、こうなりたい」
「いつか、大きな仕事を任されたい」
「もっと認められたい」
――これが、情熱の芽生えである。
もちろん、いつもこうなるとは限らない。なかなか火が灯らない時期もあるだろう。
それでいい。焦る必要はまったくない。

3.情熱は、内側から燃えてくるもの

では、その情熱を、どうやって育てていけばいいのか。
答えは、これまでもこのコラムで何度も伝えてきたことと同じである。
まずは、目の前の仕事を、しっかりやること。
地味に聞こえるかもしれない。けれど、これに勝る方法はない。
目の前の仕事に真剣に取り組んでいると、不思議なことが起こる。1年目、2年目、3年目と年を重ねるごとに、自分の情熱が少しずつ変化していくのが、はっきりと分かるのだ。
最初はただ必死だっただけなのに、いつの間にか「この仕事をもっと良くしたい」と思っている。できることが増え、見える景色が変わり、やりたいことが生まれてくる。
ここで、一つだけ覚えておいてほしいことがある。
情熱とは、誰かに与えてもらうものではない。内側から、自然と燃えてくるものだ。
会社が火をつけてくれるのを待っていても、なかなか燃えない。自分の手で、自分の情熱を見つけにいく。その姿勢こそが、何より大切なのである。

まとめ

学生から社会人になることは、確かに不安だ。責任という重さが、肩にのしかかる。
けれど、その責任の向こう側には、学生時代には味わえなかった自由と、やりがいが広がっている。
チームで働き、できる先輩の背中を見て、少しずつ気持ちが変わっていく。
その変化を信じて、まずは目の前の仕事に全力で取り組んでほしい。
1年目、2年目、3年目――積み重ねた先に、自分だけの情熱が、必ず見つかるはずだ。
情熱は、内側から燃えてくるもの。そしてそれは、自分で見つけるものなのである。

ステップアップナビゲーター


株式会社Cavitte(キャビット)


代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)

若年層へ!管理職の考え方を知ることでわかること

仕事に慣れてくると、直属の上司だけでなく、そのさらに上の管理職から直接話を聞いたり、ときには指示を受けたりすることも増えてくる。

そのとき、こう思った経験はないだろうか。

「何でそこまで考えられるんだろう」と。

先の先まで見通しているような発想や、思いもよらない角度からの指示に、思わず感心してしまう。

いったい管理職は、何を考えて、あのような指示を出しているのか。 今回は、その頭の中を少し覗いてみたい。管理職の考え方を知ることは、あなた自身のキャリアにとっても、大きなヒントになるはずだ。

1.課長という役割が背負っているもの

そもそも「管理職」とは、一般的に課長以上のポジションを指すことが多い。

では、その課長が背負っているものは何か。

それは、「自分の課で、目標を達成すること」である。これが、課長にとっての最大のミッションだ。

プレイヤーであるメンバーは、目の前の自分の仕事に集中していればいい。しかし課長は、課全体の数字や成果に責任を持つ。

だから、見ている景色がそもそも違う。

一人ひとりの仕事の合計が、課の目標に届くのか。届かないとしたら、どこをどう埋めればいいのか。常にそこを考えている。

あなたが「なぜこの人はこんな指示を出すのか」と感じたとき、その背景には、たいてい「課全体の目標」という視点が隠れているのだ。

2.管理職は、常に一歩先を考えている

目標を達成するために、課長は何をしているのか。

まず、達成までの道筋を描く。そして、壁になりそうなことを、事前に取り除いておこうとする。

「このままいくと、ここでつまずきそうだ」「ここは早めに手を打っておこう」――そうやって、問題が起きる前に手を打つ。

それでも、イレギュラーは必ず起こる。想定していなかったトラブルや、急な変更。管理職は、その対処にも追われる。

さらに、もう一つ大事な役割がある。それは、経営者の考えをかみ砕いて、メンバーに伝えることだ。

経営者が語る大きな方針は、そのままでは現場に届きにくい。それを、自分たちの仕事に落とし込める言葉に翻訳して伝える。これも管理職の重要な仕事である。

こうして見ていくと、あることに気づく。

管理職とは、常に一歩先を考えている生き物なのだ。

目の前のことだけでなく、その先で何が起こるかを読み、先回りして動く。あの「なぜそこまで考えられるのか」という感心の正体は、この"一歩先を見る習慣"にある。

3.その考え方は、後から身につけられる

ここで、朗報をお伝えしたい。

この「一歩先を考える力」は、生まれ持った才能ではない。後から身につけることができるものである。

では、どうすれば身につくのか。

おすすめしたいのは、日々の仕事のなかで、「自分が管理職だったら、どう考えるだろう」と想像してみることだ。

上司から指示を受けたとき、「言われたからやる」で終わらせるのではなく、「この人は、なぜこの指示を出したんだろう」と考えてみる。

トラブルが起きたとき、「自分が責任者だったら、どう判断するだろう」とシミュレーションしてみる。

最初は、的外れでもかまわない。この"訓練"を繰り返しているうちに、視点が少しずつ高くなっていく。

そして気づけば、目の前の仕事の意味が、これまでとは違って見えてくるはずだ。

この訓練を続けた人には、もう一つのご褒美がある。それは、管理職への道が、自然と近づいてくるということだ。

会社は、"一歩先を考えられる人"を、次のリーダーに選ぶからである。

まとめ

管理職の指示に感心したとき、それをただ「すごいな」で終わらせるのはもったいない。

その裏側には、課全体の目標を背負い、道筋を描き、壁を取り除き、経営者の言葉を翻訳し、常に一歩先を見る――そんな思考がある。

そして何より大切なのは、その考え方が、あなたにも後から身につけられるということだ。

「自分が管理職だったら、どう考えるか」。

この問いを、日々の仕事のなかで自分に投げかけてみてほしい。

その積み重ねが、あなたの視点を高くし、キャリアの選択肢を大きく広げていくだろう。

ステップアップナビゲーター


株式会社Cavitte(キャビット)


代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)


とは?

沖縄の20~30代の就職・転職を応援する、ジェイウォームの特設コーナーです!
ジェイウォーム ステップ! 独自の4つの条件で絞り込んだ求人や、お仕事Q&A、豆知識を掲載中!

20~30代の就職・転職を応援する企業の求人掲載中

お仕事を検索する

お仕事の悩み・疑問のQ&Aや、豆知識が見れます

Q&Aを見る

豆知識を見る