沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

人事として面接のときに注目するポイント

20代から30代になってくると、ふと「このままでいいのかな」とキャリアを見つめ直す瞬間が訪れる。
そして実際に求人サイトを眺めてみたり、思い切って他社に応募し、面接を受けた経験がある人もいるだろう。
そのとき、誰もが一度は思う。

 「面接官って、いったいどこを見ているんだろう?」

今回は、これまで1,600名以上の面接を経験してきた立場から、人事が面接で注目しているポイントについて、少し裏側を覗くような気持ちでお話ししたい。

1.新卒と中途では、見ているポイントが少し違う

まず大前提として、新卒採用と中途採用では、面接で注目するポイントが若干違う。
新卒採用は、基本的に"ポテンシャル採用"である。
社会人経験がないため、これまでの実績よりも「これから伸びそうか」を見ている。
少し前までは、その判断材料といえば「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」が定番だったが、最近は「学ポタ(学業+ポータブルスキル)」という言葉も使われ始めている。
"何を頑張ったか"だけでなく、"そこから何を学び、どんな力が身についたか"――つまり、社会に出てからも持ち運べるスキルや思考力を見る、という流れに変わってきている。

一方、中途採用はもう少しシンプルだ。
「そのポジションを担うスキルや能力が、本当にあるのか」をしっかり見極めにいく。
即戦力として期待されているので、当然と言えば当然である。
ただし、ここで一つ共通している大事なポイントがある。
それは、新卒であれ中途であれ、「社内の価値観に合うかどうか」は必ずチェックされているということだ。
どれだけスキルが高くても、どれだけポテンシャルがあっても、社内の文化と合わなければ、お互いに苦しい時間になってしまう。
だからこそ、企業側もそこは慎重に見ている。

2.個人的に一番見ているのは「一貫性」

ここからは、私が個人的に面接で注目しているポイントをお話ししたい。
それは、「主張や考えに一貫性があるか」という点である。
たとえば、 「成長したいです」と言いながら、「残業はしたくないし、難しい仕事は避けたい」と話す。
「人と関わる仕事がしたい」と言いながら、過去のエピソードでは"一人で黙々と作業するのが好きだった"と語る。

別にこれが悪いという話ではない。 人間だから、矛盾はあって当然である。
ただ、面接の場でその矛盾を自分でも気づかずに話してしまうと、聞いている側としては、 「この人は本当にやりたいことが見えているのかな?」と感じてしまうのだ。

逆に、多少語り口が不器用でも、 「私はこういう価値観を持っているので、こういう仕事がしたい」 「過去のこの経験から、こう考えるようになった」 と一貫した軸で話してくれる人は、強く印象に残る。
上手に話す必要はない。
"自分の言葉で、自分の考えを語れること"――これが何より大切なのである。

3.AI時代だからこそ、「深掘り」が増えていく

そして、ここ最近の面接で大きく変わってきていることがある。 それは、AIの存在だ。
履歴書、職務経歴書、志望動機――今やChatGPTをはじめとした生成AIを使えば、誰でも一定レベル以上の書類を作ることができる。
これは、応募者にとっては追い風だ。 書類選考を通過しやすくなったとも言える。

しかし――ここからが本題である。
書類の精度が上がった分、面接官は「本当にこの内容、自分で考えて書いたのか」を確かめにいく。
つまり、面接での"深掘り"が圧倒的に増えてきている。

・志望動機を要約するとなんですか?

・このエピソードの中で、あなたが一番大変だったのは具体的にどの場面ですか?

・そのとき、他にどんな選択肢がありましたか?

こういった質問に、自分の言葉で答えられるかどうか。
ここで本当の意味での"その人らしさ"が見えてくる。

AIを使うこと自体は悪いことではない。 むしろ、文章を整えるツールとして上手に活用すればいい。
大事なのは、AIを"自分の考えを引き出す相棒"として使い、最後はしっかり自分の頭で考えること。
これからの時代、ここの差はますます大きくなっていくと感じている。

まとめ:面接は「自分を知ってもらう場」であり、「自分を知る場」でもある

面接で人事が注目しているポイントを、改めて整理しよう。

・新卒はポテンシャル(ガクチカから学ポタへ)

・中途はそのポジションに必要なスキルや能力

・どちらにも共通するのは「社内の価値観に合うか」

・そして、主張や考えに一貫性があるか

・AI時代だからこそ、深掘りで"自分の言葉"が問われる

面接は、一方的にジャッジされる場ではない。
自分のことを知ってもらう場であり、同時に、自分が「この会社で本当にやっていけるか」を確かめる場でもある。
そのためには、AIに頼りきらず、自分の言葉で語れるよう、日頃から「自分はどう在りたいのか」を考えておくことが大切である。
面接の準備は、テクニックではなく、自分との対話から始めてみてほしい。
そこで見つかった"自分の軸"こそが、面接官の心を一番動かす材料になる。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

(https://cavitte.co.jp/)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

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学生から社会人になる中での情熱の変化

学生から社会人になることを、不安に思う人は多い。

「ちゃんとやっていけるだろうか」「社会は厳しいと聞くし……」――そんな声を、これまで何度も耳にしてきた。

その不安の正体は、たいてい一つに行き着く。「責任」である。

ただ、ここで一つ伝えておきたいことがある。社会人になるというのは、不安なことばかりではない。むしろ、そこには学生時代にはなかった面白さが待っている。

今回は、学生から社会人になるなかで、気持ちや情熱がどう変化していくのかについて、お話ししたい。

1.責任を背負う。でも、その分やれることが増える

社会人になって、学生時代と一番変わること。それは、やはり「責任が伴う」ということだ。
学生のうちは、良くも悪くも、周りに守られていた。失敗しても、誰かがフォローしてくれたし、大きな結果を求められることも少なかった。
しかし、社会人はそうはいかない。自分の仕事には、自分で責任を持つ。お金をいただいて働く以上、当然のことである。
ここだけを見ると、確かに不安に感じるかもしれない。
だが、逆に言えばどうだろう。
責任を持てるということは、「やれることが増える」ということでもあるのだ。
自分の裁量で動かせる仕事が増え、任される範囲も広がっていく。これは仕事だけの話ではない。自分で稼いだお金で、行きたい場所へ行き、やりたいことに挑戦できる。プライベートの自由も、ぐんと広がる。
責任と自由は、いつもセットなのだ。

2.チームで働くなかで、気持ちは少しずつ変わっていく

会社という組織に入ると、もう一つ、大きな経験が待っている。
それは、「チームで目標を達成する」という経験だ。
一人では到底できないことを、みんなで力を合わせて成し遂げる。その楽しさもあれば、思うようにいかない難しさもある。意見がぶつかることもあるだろう。
そうやってもがいているうちに、ふと、できる先輩の姿が目に入るようになる。
難しい仕事を、涼しい顔でこなしていく先輩。周りから頼られ、認められている先輩。
そういう人を間近で見ているうちに、心の中に、小さな火が灯り始める。
「自分も、こうなりたい」
「いつか、大きな仕事を任されたい」
「もっと認められたい」
――これが、情熱の芽生えである。
もちろん、いつもこうなるとは限らない。なかなか火が灯らない時期もあるだろう。
それでいい。焦る必要はまったくない。

3.情熱は、内側から燃えてくるもの

では、その情熱を、どうやって育てていけばいいのか。
答えは、これまでもこのコラムで何度も伝えてきたことと同じである。
まずは、目の前の仕事を、しっかりやること。
地味に聞こえるかもしれない。けれど、これに勝る方法はない。
目の前の仕事に真剣に取り組んでいると、不思議なことが起こる。1年目、2年目、3年目と年を重ねるごとに、自分の情熱が少しずつ変化していくのが、はっきりと分かるのだ。
最初はただ必死だっただけなのに、いつの間にか「この仕事をもっと良くしたい」と思っている。できることが増え、見える景色が変わり、やりたいことが生まれてくる。
ここで、一つだけ覚えておいてほしいことがある。
情熱とは、誰かに与えてもらうものではない。内側から、自然と燃えてくるものだ。
会社が火をつけてくれるのを待っていても、なかなか燃えない。自分の手で、自分の情熱を見つけにいく。その姿勢こそが、何より大切なのである。

まとめ

学生から社会人になることは、確かに不安だ。責任という重さが、肩にのしかかる。
けれど、その責任の向こう側には、学生時代には味わえなかった自由と、やりがいが広がっている。
チームで働き、できる先輩の背中を見て、少しずつ気持ちが変わっていく。
その変化を信じて、まずは目の前の仕事に全力で取り組んでほしい。
1年目、2年目、3年目――積み重ねた先に、自分だけの情熱が、必ず見つかるはずだ。
情熱は、内側から燃えてくるもの。そしてそれは、自分で見つけるものなのである。

ステップアップナビゲーター


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代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)

若年層へ!管理職の考え方を知ることでわかること

仕事に慣れてくると、直属の上司だけでなく、そのさらに上の管理職から直接話を聞いたり、ときには指示を受けたりすることも増えてくる。

そのとき、こう思った経験はないだろうか。

「何でそこまで考えられるんだろう」と。

先の先まで見通しているような発想や、思いもよらない角度からの指示に、思わず感心してしまう。

いったい管理職は、何を考えて、あのような指示を出しているのか。 今回は、その頭の中を少し覗いてみたい。管理職の考え方を知ることは、あなた自身のキャリアにとっても、大きなヒントになるはずだ。

1.課長という役割が背負っているもの

そもそも「管理職」とは、一般的に課長以上のポジションを指すことが多い。

では、その課長が背負っているものは何か。

それは、「自分の課で、目標を達成すること」である。これが、課長にとっての最大のミッションだ。

プレイヤーであるメンバーは、目の前の自分の仕事に集中していればいい。しかし課長は、課全体の数字や成果に責任を持つ。

だから、見ている景色がそもそも違う。

一人ひとりの仕事の合計が、課の目標に届くのか。届かないとしたら、どこをどう埋めればいいのか。常にそこを考えている。

あなたが「なぜこの人はこんな指示を出すのか」と感じたとき、その背景には、たいてい「課全体の目標」という視点が隠れているのだ。

2.管理職は、常に一歩先を考えている

目標を達成するために、課長は何をしているのか。

まず、達成までの道筋を描く。そして、壁になりそうなことを、事前に取り除いておこうとする。

「このままいくと、ここでつまずきそうだ」「ここは早めに手を打っておこう」――そうやって、問題が起きる前に手を打つ。

それでも、イレギュラーは必ず起こる。想定していなかったトラブルや、急な変更。管理職は、その対処にも追われる。

さらに、もう一つ大事な役割がある。それは、経営者の考えをかみ砕いて、メンバーに伝えることだ。

経営者が語る大きな方針は、そのままでは現場に届きにくい。それを、自分たちの仕事に落とし込める言葉に翻訳して伝える。これも管理職の重要な仕事である。

こうして見ていくと、あることに気づく。

管理職とは、常に一歩先を考えている生き物なのだ。

目の前のことだけでなく、その先で何が起こるかを読み、先回りして動く。あの「なぜそこまで考えられるのか」という感心の正体は、この"一歩先を見る習慣"にある。

3.その考え方は、後から身につけられる

ここで、朗報をお伝えしたい。

この「一歩先を考える力」は、生まれ持った才能ではない。後から身につけることができるものである。

では、どうすれば身につくのか。

おすすめしたいのは、日々の仕事のなかで、「自分が管理職だったら、どう考えるだろう」と想像してみることだ。

上司から指示を受けたとき、「言われたからやる」で終わらせるのではなく、「この人は、なぜこの指示を出したんだろう」と考えてみる。

トラブルが起きたとき、「自分が責任者だったら、どう判断するだろう」とシミュレーションしてみる。

最初は、的外れでもかまわない。この"訓練"を繰り返しているうちに、視点が少しずつ高くなっていく。

そして気づけば、目の前の仕事の意味が、これまでとは違って見えてくるはずだ。

この訓練を続けた人には、もう一つのご褒美がある。それは、管理職への道が、自然と近づいてくるということだ。

会社は、"一歩先を考えられる人"を、次のリーダーに選ぶからである。

まとめ

管理職の指示に感心したとき、それをただ「すごいな」で終わらせるのはもったいない。

その裏側には、課全体の目標を背負い、道筋を描き、壁を取り除き、経営者の言葉を翻訳し、常に一歩先を見る――そんな思考がある。

そして何より大切なのは、その考え方が、あなたにも後から身につけられるということだ。

「自分が管理職だったら、どう考えるか」。

この問いを、日々の仕事のなかで自分に投げかけてみてほしい。

その積み重ねが、あなたの視点を高くし、キャリアの選択肢を大きく広げていくだろう。

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粟国 傑(あぐにすぐる)

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