沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

企業の本音を知れば、仕事選びはもっと上手くいく

ありがたいことに、最近はセミナーや講演会で話をさせていただく機会が増えてきた。

ただ、その相手は求職者ではなく、企業の経営者や採用担当者がほとんどである。

そして、講演後には必ずと言っていいほど質問をいただくのだが、その質問に答えているうちに、いつも思うことがある。

実は、企業が抱える悩みへの答えは、そのまま働く私たちにも当てはまるのではないかと。

今回は、企業からよくいただく3つの質問を紹介しながら、働く側の私たちができることについても、一緒に考えてみたい。

1.「入社しても、早期に辞めてしまう人が出る。どうすればいいのか」

これは本当に多い悩みだ。せっかく採用したのに、すぐに辞めてしまう。

私はいつも、「しっかり情報を開示して、入社前と入社後のギャップをなくしましょう」とお伝えしている。

良いことばかりを伝えて採用しても、入ってから「話が違う」となれば、早期退職につながる。

だからこそ、大変な部分も含めて正直に伝えることが、結果的にミスマッチを防ぐ。

——ただ、ここで逆に、働く側の私たちにも問いかけたい。

あなたは、その会社のことを、しっかり調べているだろうか。

面接の場で、仕事の内容や会社のことについて、自分から質問しているだろうか。

ミスマッチは、企業だけが防ぐものではない。

自分から情報を取りにいき、納得した上で入社することが、早期退職を防ぐ何よりの方法である。

2.「若い人材が、なかなか育たない。どうすればいいのか」

これもよく聞かれる。育てているつもりなのに、伸びない。もどかしい、という声だ。

私の答えは、「少しずつでも、目標を持たせること」だ。

小さな成功体験を積ませ、それをきちんと承認する。

そうやって、本人の中に自発的な向上心が芽生える環境をつくることが大切だと伝えている。

——では、逆に問いたい。

働く側であるあなたは、向上心を持っているだろうか。

会社に言われたことだけをこなしてはいないだろうか。

それではなかなか成長しない。

自分で考え、実行し、たとえ失敗しても、そこから学ぶ。

その繰り返しが、人を育てる。

育ててもらうのを待つのではなく、自分から育とうとする姿勢が、成長の速さを大きく変える。

3.「若い社員と、価値観が合わないときはどうすればいいのか」

世代の違いから、価値観のズレを感じる。

これも、経営者や管理職の方から多く寄せられる悩みだ。

私の答えは、少し当たり前に聞こえるかもしれないが、「コミュニケーションを取り続けること」しかない、というものだ。

たとえば海外では、国も、言葉も、宗教も違う人たちが、同じ職場で一緒に働いている。

日本とは環境が違うとはいえ、彼らはしっかりコミュニケーションを取りながら、それぞれの役割を果たしている。

価値観が違うことは、そもそも当たり前なのだ。

——そして、これも働く側に問い返したい。

あなたは、自分の価値観を、相手に押し付けていないだろうか。

会社は、社会の役に立つために存在している。

そして、その目的を果たすには、いろいろな人と協力する必要がある。

価値観が合わないから、で終わらせるのではなく、違いを前提にしながら、どう協力していくかを考える。

それが、働くということなのだと思う。

まとめ

こうして企業からよく聞かれる質問を並べてみると、あることに気づく。

早期退職も、人が育たないことも、価値観のズレも——

どれも、会社側だけの問題でも、社員側だけの問題でもない、ということだ。

会社は、情報を開示し、育つ環境をつくり、コミュニケーションを取る努力をする。

そして働く側も、自分から会社を調べ、自分から成長しようとし、自分から歩み寄る。

どちらか一方が頑張れば解決する、という話ではない。

両方が、それぞれの立場で考える必要があるのだ。

採用も、その後の働き方も、結局は企業と個人の"すり合わせ"である。

だからこそ、働く側である私たちも、「会社が何をしてくれるか」だけでなく、「自分は何ができるか」を考えてみてほしい。

その視点を持てた人から、仕事は面白くなっていく。

あなたのキャリアのハンドルは、いつでもあなた自身が握っているのだから。

ステップアップナビゲーター

株式会社Cavitte(キャビット)

(https://cavitte.co.jp/)

代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

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学生から社会人になる中での情熱の変化

学生から社会人になることを、不安に思う人は多い。

「ちゃんとやっていけるだろうか」「社会は厳しいと聞くし……」――そんな声を、これまで何度も耳にしてきた。

その不安の正体は、たいてい一つに行き着く。「責任」である。

ただ、ここで一つ伝えておきたいことがある。社会人になるというのは、不安なことばかりではない。むしろ、そこには学生時代にはなかった面白さが待っている。

今回は、学生から社会人になるなかで、気持ちや情熱がどう変化していくのかについて、お話ししたい。

1.責任を背負う。でも、その分やれることが増える

社会人になって、学生時代と一番変わること。それは、やはり「責任が伴う」ということだ。
学生のうちは、良くも悪くも、周りに守られていた。失敗しても、誰かがフォローしてくれたし、大きな結果を求められることも少なかった。
しかし、社会人はそうはいかない。自分の仕事には、自分で責任を持つ。お金をいただいて働く以上、当然のことである。
ここだけを見ると、確かに不安に感じるかもしれない。
だが、逆に言えばどうだろう。
責任を持てるということは、「やれることが増える」ということでもあるのだ。
自分の裁量で動かせる仕事が増え、任される範囲も広がっていく。これは仕事だけの話ではない。自分で稼いだお金で、行きたい場所へ行き、やりたいことに挑戦できる。プライベートの自由も、ぐんと広がる。
責任と自由は、いつもセットなのだ。

2.チームで働くなかで、気持ちは少しずつ変わっていく

会社という組織に入ると、もう一つ、大きな経験が待っている。
それは、「チームで目標を達成する」という経験だ。
一人では到底できないことを、みんなで力を合わせて成し遂げる。その楽しさもあれば、思うようにいかない難しさもある。意見がぶつかることもあるだろう。
そうやってもがいているうちに、ふと、できる先輩の姿が目に入るようになる。
難しい仕事を、涼しい顔でこなしていく先輩。周りから頼られ、認められている先輩。
そういう人を間近で見ているうちに、心の中に、小さな火が灯り始める。
「自分も、こうなりたい」
「いつか、大きな仕事を任されたい」
「もっと認められたい」
――これが、情熱の芽生えである。
もちろん、いつもこうなるとは限らない。なかなか火が灯らない時期もあるだろう。
それでいい。焦る必要はまったくない。

3.情熱は、内側から燃えてくるもの

では、その情熱を、どうやって育てていけばいいのか。
答えは、これまでもこのコラムで何度も伝えてきたことと同じである。
まずは、目の前の仕事を、しっかりやること。
地味に聞こえるかもしれない。けれど、これに勝る方法はない。
目の前の仕事に真剣に取り組んでいると、不思議なことが起こる。1年目、2年目、3年目と年を重ねるごとに、自分の情熱が少しずつ変化していくのが、はっきりと分かるのだ。
最初はただ必死だっただけなのに、いつの間にか「この仕事をもっと良くしたい」と思っている。できることが増え、見える景色が変わり、やりたいことが生まれてくる。
ここで、一つだけ覚えておいてほしいことがある。
情熱とは、誰かに与えてもらうものではない。内側から、自然と燃えてくるものだ。
会社が火をつけてくれるのを待っていても、なかなか燃えない。自分の手で、自分の情熱を見つけにいく。その姿勢こそが、何より大切なのである。

まとめ

学生から社会人になることは、確かに不安だ。責任という重さが、肩にのしかかる。
けれど、その責任の向こう側には、学生時代には味わえなかった自由と、やりがいが広がっている。
チームで働き、できる先輩の背中を見て、少しずつ気持ちが変わっていく。
その変化を信じて、まずは目の前の仕事に全力で取り組んでほしい。
1年目、2年目、3年目――積み重ねた先に、自分だけの情熱が、必ず見つかるはずだ。
情熱は、内側から燃えてくるもの。そしてそれは、自分で見つけるものなのである。

ステップアップナビゲーター


株式会社Cavitte(キャビット)


代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)

若年層へ!管理職の考え方を知ることでわかること

仕事に慣れてくると、直属の上司だけでなく、そのさらに上の管理職から直接話を聞いたり、ときには指示を受けたりすることも増えてくる。

そのとき、こう思った経験はないだろうか。

「何でそこまで考えられるんだろう」と。

先の先まで見通しているような発想や、思いもよらない角度からの指示に、思わず感心してしまう。

いったい管理職は、何を考えて、あのような指示を出しているのか。 今回は、その頭の中を少し覗いてみたい。管理職の考え方を知ることは、あなた自身のキャリアにとっても、大きなヒントになるはずだ。

1.課長という役割が背負っているもの

そもそも「管理職」とは、一般的に課長以上のポジションを指すことが多い。

では、その課長が背負っているものは何か。

それは、「自分の課で、目標を達成すること」である。これが、課長にとっての最大のミッションだ。

プレイヤーであるメンバーは、目の前の自分の仕事に集中していればいい。しかし課長は、課全体の数字や成果に責任を持つ。

だから、見ている景色がそもそも違う。

一人ひとりの仕事の合計が、課の目標に届くのか。届かないとしたら、どこをどう埋めればいいのか。常にそこを考えている。

あなたが「なぜこの人はこんな指示を出すのか」と感じたとき、その背景には、たいてい「課全体の目標」という視点が隠れているのだ。

2.管理職は、常に一歩先を考えている

目標を達成するために、課長は何をしているのか。

まず、達成までの道筋を描く。そして、壁になりそうなことを、事前に取り除いておこうとする。

「このままいくと、ここでつまずきそうだ」「ここは早めに手を打っておこう」――そうやって、問題が起きる前に手を打つ。

それでも、イレギュラーは必ず起こる。想定していなかったトラブルや、急な変更。管理職は、その対処にも追われる。

さらに、もう一つ大事な役割がある。それは、経営者の考えをかみ砕いて、メンバーに伝えることだ。

経営者が語る大きな方針は、そのままでは現場に届きにくい。それを、自分たちの仕事に落とし込める言葉に翻訳して伝える。これも管理職の重要な仕事である。

こうして見ていくと、あることに気づく。

管理職とは、常に一歩先を考えている生き物なのだ。

目の前のことだけでなく、その先で何が起こるかを読み、先回りして動く。あの「なぜそこまで考えられるのか」という感心の正体は、この"一歩先を見る習慣"にある。

3.その考え方は、後から身につけられる

ここで、朗報をお伝えしたい。

この「一歩先を考える力」は、生まれ持った才能ではない。後から身につけることができるものである。

では、どうすれば身につくのか。

おすすめしたいのは、日々の仕事のなかで、「自分が管理職だったら、どう考えるだろう」と想像してみることだ。

上司から指示を受けたとき、「言われたからやる」で終わらせるのではなく、「この人は、なぜこの指示を出したんだろう」と考えてみる。

トラブルが起きたとき、「自分が責任者だったら、どう判断するだろう」とシミュレーションしてみる。

最初は、的外れでもかまわない。この"訓練"を繰り返しているうちに、視点が少しずつ高くなっていく。

そして気づけば、目の前の仕事の意味が、これまでとは違って見えてくるはずだ。

この訓練を続けた人には、もう一つのご褒美がある。それは、管理職への道が、自然と近づいてくるということだ。

会社は、"一歩先を考えられる人"を、次のリーダーに選ぶからである。

まとめ

管理職の指示に感心したとき、それをただ「すごいな」で終わらせるのはもったいない。

その裏側には、課全体の目標を背負い、道筋を描き、壁を取り除き、経営者の言葉を翻訳し、常に一歩先を見る――そんな思考がある。

そして何より大切なのは、その考え方が、あなたにも後から身につけられるということだ。

「自分が管理職だったら、どう考えるか」。

この問いを、日々の仕事のなかで自分に投げかけてみてほしい。

その積み重ねが、あなたの視点を高くし、キャリアの選択肢を大きく広げていくだろう。

ステップアップナビゲーター


株式会社Cavitte(キャビット)


代表取締役

粟国 傑(あぐにすぐる)

粟国 傑(あぐにすぐる)


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