「あなたらしく働く」を豊かにするコラム
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仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。
仕事に慣れてくると、直属の上司だけでなく、そのさらに上の管理職から直接話を聞いたり、ときには指示を受けたりすることも増えてくる。
そのとき、こう思った経験はないだろうか。
「何でそこまで考えられるんだろう」と。
先の先まで見通しているような発想や、思いもよらない角度からの指示に、思わず感心してしまう。
いったい管理職は、何を考えて、あのような指示を出しているのか。 今回は、その頭の中を少し覗いてみたい。管理職の考え方を知ることは、あなた自身のキャリアにとっても、大きなヒントになるはずだ。
1.課長という役割が背負っているもの
そもそも「管理職」とは、一般的に課長以上のポジションを指すことが多い。
では、その課長が背負っているものは何か。
それは、「自分の課で、目標を達成すること」である。これが、課長にとっての最大のミッションだ。
プレイヤーであるメンバーは、目の前の自分の仕事に集中していればいい。しかし課長は、課全体の数字や成果に責任を持つ。
だから、見ている景色がそもそも違う。
一人ひとりの仕事の合計が、課の目標に届くのか。届かないとしたら、どこをどう埋めればいいのか。常にそこを考えている。
あなたが「なぜこの人はこんな指示を出すのか」と感じたとき、その背景には、たいてい「課全体の目標」という視点が隠れているのだ。
2.管理職は、常に一歩先を考えている
目標を達成するために、課長は何をしているのか。
まず、達成までの道筋を描く。そして、壁になりそうなことを、事前に取り除いておこうとする。
「このままいくと、ここでつまずきそうだ」「ここは早めに手を打っておこう」――そうやって、問題が起きる前に手を打つ。
それでも、イレギュラーは必ず起こる。想定していなかったトラブルや、急な変更。管理職は、その対処にも追われる。
さらに、もう一つ大事な役割がある。それは、経営者の考えをかみ砕いて、メンバーに伝えることだ。
経営者が語る大きな方針は、そのままでは現場に届きにくい。それを、自分たちの仕事に落とし込める言葉に翻訳して伝える。これも管理職の重要な仕事である。
こうして見ていくと、あることに気づく。
管理職とは、常に一歩先を考えている生き物なのだ。
目の前のことだけでなく、その先で何が起こるかを読み、先回りして動く。あの「なぜそこまで考えられるのか」という感心の正体は、この"一歩先を見る習慣"にある。
3.その考え方は、後から身につけられる
ここで、朗報をお伝えしたい。
この「一歩先を考える力」は、生まれ持った才能ではない。後から身につけることができるものである。
では、どうすれば身につくのか。
おすすめしたいのは、日々の仕事のなかで、「自分が管理職だったら、どう考えるだろう」と想像してみることだ。
上司から指示を受けたとき、「言われたからやる」で終わらせるのではなく、「この人は、なぜこの指示を出したんだろう」と考えてみる。
トラブルが起きたとき、「自分が責任者だったら、どう判断するだろう」とシミュレーションしてみる。
最初は、的外れでもかまわない。この"訓練"を繰り返しているうちに、視点が少しずつ高くなっていく。
そして気づけば、目の前の仕事の意味が、これまでとは違って見えてくるはずだ。
この訓練を続けた人には、もう一つのご褒美がある。それは、管理職への道が、自然と近づいてくるということだ。
会社は、"一歩先を考えられる人"を、次のリーダーに選ぶからである。
まとめ
管理職の指示に感心したとき、それをただ「すごいな」で終わらせるのはもったいない。
その裏側には、課全体の目標を背負い、道筋を描き、壁を取り除き、経営者の言葉を翻訳し、常に一歩先を見る――そんな思考がある。
そして何より大切なのは、その考え方が、あなたにも後から身につけられるということだ。
「自分が管理職だったら、どう考えるか」。
この問いを、日々の仕事のなかで自分に投げかけてみてほしい。
その積み重ねが、あなたの視点を高くし、キャリアの選択肢を大きく広げていくだろう。

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