「あなたらしく働く」を豊かにするコラム
沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声!
仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。
「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。
娘が2年ほど続けていたスイミングを辞めると言った。
小さな子なので気分で言っているだけで、のちに後悔するかもしれないと思って、もう一回だけ行こうと伝えた。
その次の習い事を終えたら、拍子抜けするくらいの清々しい表情で「やめるぅぅうう!!!」と言って辞めた。明るかった。なんとなく始めてなんとなく辞めた。
何かを辞めることは決してわるいことではなく、どうしてもモチベーションが伴わない、自分には才能がないと諦めることはむしろ前進だと思っている。
目標もなく続けて時間が過ぎるより、次のフィールドへと転換する選択は早めに判断していった方が良い。
続ける理由はそこにあるのか、辞めるにしても自分が納得しているかどうか。気持ち良く辞めるために頑張っているところもある。
娘は「なんとなく」スイミングを辞めた。
でも先の清々しい表情の「やめるぅぅうう!!!」は、充分辞めるに値すると思った。
私はあいにく、所謂「スポ根」が苦手で、部活をそこまで一生懸命やっていない学生時代を過ごした。
「学生の頃は何部だったの?」という質問に「陸上、バスケ、ハンド、バレー…」と答え、おそらくお互いの共通点を見出そうと思った先方を困らせることだってしばしばである。
でも、モチベーションが伴わない自分の胸にある正直な感情は、どうしようもないと割り切って次に進むしかない。
人生の中で、辞める経験も必要なのではないかと思っている。辞めてはならないという呪縛を背負って息苦しい思いはして欲しくない。
何かを外すと、何かを得られる。その繰り返しの中で、確固たる自分の譲れない好きな何かをコレクションしてもらいたい。
ただ辞め続けるのは良くないよ。次の目標を見つけるため、積極的に降りる。降りた後は出会う。出会ったあとは固める。
私が最も好きなラジオの仕事は、気が付くと20年ほど関わっている。続くものは続くし、続かないものは続かない。
息子が少年野球を始めた。これまでキャッチボールをしたことがないのに突発的に入部した。
この初期衝動の芽を大切に育んでいきたい。野球用具を揃えるのは高かったよ。
「高いお金を払って揃えたんだから辞めないでよ」とは決して言わない。「高いお金を払って揃えたけど続ける辞めるは気にせず」とは伝えた。
始めたいと思ったことは全部やらせてあげたい。その様々な初体験を繰り返して、これだ!という自分の譲れない分野を見つけて欲しい。

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