仕事も頑張っている。けれど、休日になるとスマホを見ているうちに1日が終わる。
そんな「もったいない過ごし方」をしてしまうこと、ないだろうか?
そこで今回は、20代・30代の皆さんに向けて、余暇を「自分に投資する時間」に変えるヒントをお届けしたい。
趣味が、あなたの感性をつくる
まず、休日の過ごし方を振り返ってみてほしい。
どんな趣味があるだろうか?映画鑑賞、スポーツ、カフェ巡り、読書、旅行――。
「趣味を持つこと」は、単なるリフレッシュにとどまらない。
そこには“自分らしさ”や“感性”を磨く大きな価値がある。
私自身、休日は読書をしたり、家族とドライブしたり、知らない街を歩いてみたりする。
その中で「なぜこの風景に惹かれたのか」「この本から何を学べるか」と問い直すことが、次の仕事に繋がっていく。
つまり、趣味は仕事に直結しなくてもいい。ただし、仕事に活かせる視点を持つことで、自己投資になる。
余暇こそ、仮説・検証のトレーニング時間
趣味や休日の活動を「学び」に変えるには、次の2つの視点がカギになる。
それが、「仮説」と「検証」だ。
たとえば、カフェ巡りが好きな人なら、「なぜこのお店は居心地が良いのか?」「何がリピーターを生んでいるのか?」と考える。
そこから仮説を立てて、自分の仕事やサービスに置き換えてみる。
さらに、「どうすればもっと上手くなるか」と探究することで、自分なりの気づきや成長が生まれてくる。
これは、営業や企画、マネジメントにも通じる考え方だ。
つまり、余暇こそ“思考の筋トレ”ができる時間でもあるのだ。
心を整える時間を、自分にプレゼントしよう
また、最近は“デジタルデトックス”の重要性も高まっている。
常にスマホやSNSに囲まれた毎日は、知らず知らずのうちに「思考」や「感性」を疲弊させているかもしれない。
ときには意識的にデジタルから距離を置き、自然に触れたり、ノートに手書きで振り返ってみたりすることもおすすめだ。
1日を振り返り、「今日、心が動いた瞬間はいつだったか?」と問いかけてみる。
小さな気づきが、自分らしい価値観や選択軸を育ててくれる。
旅行に行く、好きな本を読む、静かな時間を過ごす――
こうした行動はすべて「未来の自分へのプレゼント」だと考えてほしい。
まとめ:遊びも学びも、“視点”次第で未来につながる
休日の使い方に、正解はない。
でも、「ただ休む」だけで終わるか、「未来の糧」として活かせるかは、自分次第である。
趣味や余暇を通じて、感性を磨く。仮説を立てて検証し、自分の成長に繋げる。
そして、ときにはデジタルを手放し、自分の心と静かに向き合う。
そんな小さな意識の積み重ねが、やがて「仕事に活きる自分」を育てていく。
休日は、あなたが“もっといい自分”になるための、最高の時間。
どう使うか、今日からちょっとだけ意識してみよう。