沖縄 20~30代就職・転職

「あなたらしく働く」を豊かにするコラム

沖縄の各分野で活躍するエキスパートたちのリアルな声! 仕事選びから働き方、人生観まで様々な視点で深掘り。「あなたらしく働く」をもっと豊かにするヒントが満載です。

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サイフの分け方と、給料の3%の使い方

皆さんは家計をどう管理していますか。家のサイフはいくつありますか。

独身だったら全て自分で管理しているかもしれませんが、家庭があるとそれぞれ仕組みがありますよね。

僕も僕の配偶者も、お互いひとり暮らし歴が長く、妙に「家計管理したい癖」が付いていたのもあって「それぞれ一定額を拠出して家庭用の口座を持とう」ということになりました。長期の資産計画は僕で担って、月々の生活費のやりくりは任せています。そこはもう把握していないので、妻よ、もしこれを読んでいたらチャンスだぞ、妻よ。

こういったように、仕事用と生活用の口座を分けているので、入金されたお給金を引き出して、
また別の口座に移し替えるという月末の恒例イベントがあります。
数十万円を持ち歩きながら銀行と銀行をはしごする時間は、このまま海外にだって行けるんだぜというスリリングな気持ちになれるので、皆さんも単調な平日の日々に是非。

まあ、これを読んでいるあなたは「手っ取り早く振込で済ませよ」ってお思いでしょうし、僕も思ってるのですが、
銀行アプリの数字の確認だけでは味わえない確かな重みが、仕事の対価を実感させるのです。

考えたら、子どもの前で給料の授与式をやって来なかったかもしれません。ちゃんと稼いできたということを大々的に発表し、今月は仕事で何があったかと夫婦互いに讃え合い、子どもには働くとは何たるかを教え込む。
息子よ、なんとなく生活が回っているということなんて無いぞ、息子よ。

そして、お給金をもらった時の使い方なんですけど、僕は昔から入金日に贅沢に使うってことはしたことがなくて、むしろ月々の家計管理が上手くいって、余剰が出た時にそれを使うというスタイルです。今月のお金の使い方は高得点でした、マッサージでございます!

ざっとこういう我が家のサイフ事情ですが、最近「人のためサイフ」という、
もう一つのサイフを個人的に導入しました。

時折顔を覗かせる、ケチくさい自分に嫌気が差してしまい「だったらもう自分に基金を作って、そこから気兼ねなく使おう!」ということで、月収の3%を基金に入れることにしました。この3%っていうのがポイントです。97%残ると思ったら微々たる感覚になりますが、実際月収の3%を計算すると皆さん…人のために使うお金としてはそこそこの額面になりますよね。人からプレゼントされるとその金額以上の価値を感じます。生きたお金の使い方になりそうです。

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ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

ナガハマヒロキ

「初動を大切に」良い仕事が次を呼ぶ

「何のために仕事をしていますか?」って質問をされた時にパッと答えが浮かぶ人は、仕事での自己実現の道筋が見えていると思うので、モチベーションの維持にそこまで困ることはないかもしれませんね。

仕事をする理由は十人十色。お金のため、プライベートの充実、社会貢献、好きなことを極めるetc…自分が納得していればどれも正解だと思います。でも人間、自家発電だけではどうにもヤル気を灯し続けることは難しいですよね。

時には自分に薪をくべながら、上手に自分の機嫌を取っていきましょう。

初動を上げる

私の知り合いの名言です。
「ヤル気なんて出ると思うな!」
もう人間は本来、怠惰な生き物なんだという真髄を突いたコメントです。
もうとにかく初動を上げる!最初の5分だけでも身体を動かせば、脳は騙せると言うのです。だから僕は朝イチに、気持ちもラクに出来て比較的イージーな仕事から取り掛かることにしています。

定期的に再起動させる

私はあまり仕事とプライベートの切り替えが無いタイプです。でもパソコンの電源がずっと入っていて、ウインドウをいくつも開いた状態だと、整理が付かずメモリも足りなくなってしまうように、人間も定期的に再起動が必要です。

自分の場合は、サウナ→水風呂→マッサージで無の境地に入ります。自ら脳波を止めにいっています。

そしてまた翌日から最新型にプログラム更新された自分でバリバリ仕事です。

前売りチケットを買う

急に何だと思うかもしれませんが、これは大事です!好きなアーティストのライブでも良いし、旅行の計画でも良いでしょう。予約の取れない料亭を2年後でも良いです、取りましょう。未来に楽しいことを出来るだけ散りばめておくんです!私は弾丸・低予算ではありますが、決まっているだけで年内に旅の予定を3つ入れています。

…と、目の前の細かなモチベーションの話を並べてみましたが、特大のモチベーションは「良い仕事をしたらまた素敵な仕事に巡り会える」という実感です。どの職種も、喜ばれて信頼を重ねて、また仕事が回って来ての繰り返しではないでしょうか。自分がやれることは全て足掻きたい。今の仕事も、悔いなく辞めるために頑張っている、みたいなところは確かにあります。

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ラジオパーソナリティ

ナガハマヒロキ

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全ての恥を抱きしめて

ハタチそこそこの時期なんて、振り返ったら恥ずかしいことだらけですよ。
初めてラジオで喋った時、自然体なロートーンのテンションで喋る深夜番組のパーソナリティに憧れて、自分もボソボソ喋ってみたら、ただの元気のない奴がラジオに出てるだけの状況になったり(己を客観視できていない)。
初めて外からの生リポート担当の時、緊張しすぎて朝なのに「こんばんは!」と毎回の中継で連呼してしまった結果、『目立とうとして訳の分からないかまし方をするな!』と叱られたり(本当に緊張でテンパっていただけなんです)。

他にも、リスナーからのメッセージに書かれていた、「毛遊び(もうあしび~)」という文言を、何のためらいもなく『けあそび』って読みまして、「毛で遊ぶって何!?暇すぎてスネ毛をクルクル丸めて遊んでるみたいなこと!?」って独りで盛り上がり、しっかりと知識不足を露呈しましたし(まず、暇でもスネ毛はクルクル丸めない)。本当にキリがないです。
失敗したなぁ~と一瞬は思いますが、やっちゃったことは仕方がない。どうせ踏むことだっただろうこの恥を、早めに踏み潰せておけて良かったなと今になって思います。

人はみな初心者。遅かれ早かれ、新しい実践というのは恥をかくことになるんです。
場数を踏んで恥をかいて…を繰り返していけば、太っい骨と、ムッキムキの心臓と、シワッシワの脳みそが完成しているはずです。ここに職業人としての基礎が詰まっていると思います。

そして、これはもう後に引けないといった“半強制的に恥をかける環境”があるということは、むしろ感謝すべきことなんです!
また、恥をかくのは、若ければ若いほど良い!おじさんになったら多分回復に時間がかかる。凹んで風邪ひく。

よ~そこの若けぇの、敬語が苦手だからと言って社内電話の受け取りを避けていたら、30代、40代になってもモジモジすることになるぞ。急に出来るようになることなんてまず無い。とにかく打席に立ってバットを振る。打率は関係ない。安打数だけを見る。おじさんになったら野球で例え出す。若いあなたたちにはもっと洗練された例えをして欲しい。

自分自身も今後新しいことに挑戦する時には、きっと何かしらの恥をかく。恥は経験だし、経験は基礎。恥をかくことは恥じゃない。どうせ誰もあなたの恥かしさには気付いていない。恥が逞しさや自信に変わった時、また次の恥をかきたくなるでしょう。

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ナガハマヒロキ

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「閉じてる」と感じさせない!

仕事ってもう基本は、人との関わりの連続ですからね。もう全部これと言っても差し支えないですよね。『世渡り上手』という言葉があるように、コミュニケーションを取れるかどうかっていうのが、いかに仕事を円滑に進められるかに直結してきますよね。

仕事での人間関係において、プライベートを「切り分ける派」と「垣根を無くす派」にそれぞれ考え方が分かれると思うんですけど、本来の気が合うどうのこうのは差し置いて、個人的には出来ることなら公私の垣根が低い方が良いとは思います。

というのも、そっちの方がここぞという局面で踏ん張れる気がするんです。人間ですからミスをします。そのカバーに回る時に、その人のためにどうひと肌脱げるか。または、その人にとって自分はひと肌脱いでもらえる存在になれているのか、というところと繋がってくるはずなんです。

これは20代の時の自分に比べて、もうすぐ40代を迎えようとしている今の方が、よりその考え方が色濃くなっている気がします。
それは、仕事というのは自分ひとりで完結するものではないという実感が増してきたからだと思います。関連する各部署や取引先がいる、この仕事の先には何層にも関わっている人がいる…ということに気付く機会を重ねてきました。
仕事が人間関係の連鎖であると言える以上、コミュニケーションの濃淡と仕事の進めやすさの相関を実感するんですよね。

だからといって、コミュニケーションが苦手な人を否定しているわけでは決してありません。気が合わない人もいるでしょう。無理に飲み会に行かなくてもいいとも思います。
大事なのは、目の前の相手に「閉じてる」と感じさせないことだと思います。行きたくない飲み会も断り方ひとつというか。「仕事の飲み会って行く意味あるんですか?」とかダイレクトに言ってしまうとそれはもう軋む!嘘でも良いからスケジュールのせいにして欲しい!

また、その仕事を好きでいるか、という点も大きく影響されていると思います。
もしも後ろ向きな仕事の姿勢だったら、その中で広がっていく人間関係に興味が出なくなってしまうかもしれませんが、前向きな仕事の姿勢だったら、そこから広がる人間関係に対しても旺盛になれるはずです。

自分が閉じれば相手も閉じる。自分が開けば相手も開く。頑張りすぎず、自然体の自分プラス1~2%程度の気遣いを乗せて臨めれば、より良い仕事環境を作れるはずです。

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